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Blog・News歯並びについて幼稚園から小学校の時にはパノラマエックス線撮影やセファロ CT撮影で確認した方が良いでしょう

歯並びについて幼稚園から小学校の時にはパノラマエックス線撮影やセファロ CT撮影で確認した方が良いでしょう
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今回は症例として2例掲載しています。

この症例の供覧にあたって、ご本人のご家族の許可をいただいていることを申し添えいたします。

本格矯正治療、床矯正治療、インビザライン(マウスピース矯正)は保険適応ではない「自由診療」となります。費用等は実際の抜歯・外科処置や使用する装置によって価格が変わります。治療を受ける際にはご確認ください。

治療の効果につきまして、個人差があることを予めご了承の上、ご覧ください。

またこれらの症例の治療計画について、医療法人長崎玲瓏会アキラデンタルオフィスの治療立案であり、必ずしもインビザライン・ジャパン社の考えを代弁するものではないことをご了承ください

 

さて、今回も実際の当院の患者さんの写真ですが、みなさま、どうでしょうか。みなさまのお子さまたちと歯並びが似ていることはありませんか?

上の口腔内写真はよくあるパターンですね。

一般的には小学校1〜2年生の子、その子の成長具合によっては3〜4年生でもあります。

顎の幅が広がらず、歯が並びきらないパターンです。

 

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当院においてはこの場合は(鼻呼吸や口呼吸や顎の位置等に異常がなければ)通常はプレートを使った床矯正治療(側方拡大装置)で顎の幅、特に乳犬歯(写真のC)間の幅を広げる治療を行なっていきます。

 

 

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このパノラマX線写真は乳歯と永久歯が混在したステージです。Hellmanのデンタルエイジでいう、Ⅲb(スリー・ビー)混合歯列期です。

幼稚園・保育園の就学前の子の状態とは違うのですが、埋伏して萌出(ほうしゅつ)を待っている、後続の永久歯の3(犬歯)、4(第一小臼歯)、5(第二小臼歯)の歯冠幅径の総和は乳歯C(乳犬歯)、D(第一乳臼歯)、E(第二乳臼歯)の歯冠幅径の総和より上顎で1mm、下顎で3mm大きいことが大臼歯のAngle 1級の正常の咬み合わせを獲得しやすいとされています。

この子の場合、実際に見てみていかがでしょうか。すでに前歯が叢生(そうせい・歯が重なっていること)になっている上に、横の側方歯群まで幅径を自然に確保するのはなかなか難しそうです。

ですから、冒頭タイトルの「歯並びについて幼稚園から小学校の時にはパノラマエックス線撮影やセファロ CT撮影で確認した方が良いでしょう」というのはこのことを指しています。 

 

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また近年の新しい治療で、顎の幅を広げながら、また下顎の位置を早期に変えながら歯を並べる「インビザライン・ファースト」も有効でしょう。

 

インビザライン・ファーストについては先のブログ《小学生の時期ならではのアプローチ「インビザライン・ファースト」》をご参照ください。

 

「下顎の位置を変える!? アライナー矯正(インビザライン等)にそんなことができるわけがない!」

 

…と、旧来のインビザラインの認識でいらっしゃる先生はそう思われることでしょう。

 

そのように言われる先生は情報が最新にアップデートされていません。

今やインビザラインは世界で800万人を超える患者様が治療を受けられています(2020年1月時点)。

AI によるソフトや症例の共有、3Dプリンタと5層構造の適切な材料、またその膨大な開発コスト、1年単位での進化など、最新の治療には我々歯科医師も目を見張るものがあります。

詳しい特徴についてはインビザラインのサイトをご覧ください。

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さて、ここからは当院におけるインビザラインの実際の症例を見ていただきたいと思います。

まだ治療途中ですが、見た感じでわかりやすいので、掲載させていただきました。

わかりやすく言うと「出っ歯」の症例です。

小学校6年生の時期より治療を開始しました。

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初診時の状態ですが、わかりやすい言い方で言うならば、上の前歯の傾斜が強く、下の前歯と咬み合わせで前後の開きがあります。

当院でも通常のワイヤー矯正ならば、上顎は第一小臼歯を抜歯して咬み合わせを作るために、下顎は第二小臼歯も抜歯して治療を進めるパターンかもしれません。

(ドクターによって治療に対しての考え方に差異はあります)

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しかし今のインビザラインは「下顎の前方誘導」を行うことができます。

どういうことでしょうか?

インビザラインで言うところの「下顎の前方誘導」とは上顎前歯と下顎前歯は犬歯間の幅径(横幅)を広げ、叢生を治しながら、下顎そのものも前方に動かし位置を決める治療です。

特に成長期前の子どもたちにはとても有効で、歯列や顎の位置関係が改善しやすく、通常の矯正治療と比較して、衛生的で負担も少ないものです。(歯みがきなどプラークコントロールがしやすい)

この「下顎の前方移動」インビザラインに似せた類似品のアライナーではできないものと考えられます。

使用する設計ソフトの完成度に加え、日本製のものを含めて大概のものは歯の列の範囲でしか動かすことはできません。

2020年7月現在、「下顎の前方移動」を行えるアライナー治療はインビザラインしかないのではないでしょうか。他社製はコンセプトも違う上に、3Dプリンタの許容量も超えてしまうのではないでしょうか。

この症例の場合も通報に従い、約1ヶ月後にインビザラインのアライナー一式48枚が届き、治療開始となりました。

このアライナーは1週間に1枚のペースで交換していきます。

 

写真はセットした時の状態ですが、これで水分がアライナーと歯の間に入ると透明性が増し、ますます矯正治療を行なっていることが分かりにくくなります。

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「咬合挙上(こうごうきょじょう)」といって咬み合わせが高くなっています。

この後、上顎前歯について犬歯間が広がり、上顎前歯群は傾斜加減が取れ、歯軸が立ち、後方移動していきます。 

 

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一方で下顎の前方誘導が始まった反面、今回のインビザラインのアライナー構造上、今の段階では小臼歯部の挺出(ていしゅつ・この場合歯牙が上顎は下に、下顎は上に出てくること)が難しく、一度48回のアライナーが終わった後に追加のアライナーになりそうです。

通常のワイヤーを使用した矯正治療だと、長期間治療した上に延長する矯正治療に入ってしまうと、患者のみなさまは心が萎えてしまいそうですが、インビザラインは取り外しができて、装着感が良いので、まだ頑張ることができると思います。

詳しい特徴についてはインビザラインのサイトをご覧ください。

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ざっと見て、前歯の出っ歯の加減が減ってきているのが分かりますか?

もう少し治療期間は必要ですが、この子もきっとキレイで明るい口元になっていき、少なくとも歯並びが良いので人前に出ても良い笑顔もなると思います。

 

しかしながら、こういう状態はよくあるパターンですよね。

周りの人を見回してみても、そのままで歯並びが良い人はいないと思います。

歯並びが良い人は何らかの歯の治療やお手入れをされていることでしょう。

キレイな歯並び、口の機能性、口元の審美性の獲得といったことは、本人や家族、親身になる近しい人、そういった方々が細やかな配慮と費やした時間と費用、未来へ向けたビジョン、それらの結晶であると言えます。

人によっては言い過ぎと思われるかもしれませんが、私は治療する立場、また治療される立場として、そう思っています。

歯並びについて幼稚園から小学校の時にはパノラマエックス線撮影やセファロ CT撮影で確認した方が良いでしょう

よろしければご検討ください。

 

 

また咬み合わせの検査(アルクスディグマ2・Digma2)顎関節CT撮影について、診査の必要性について説明させていただきますが、矯正治療というものは治療途中では咬み合わせを壊してなくしてしまう治療ともいえます。

どこの歯科医院においても適切な治療がされていれば、矯正治療後も適切な咬み合わせ(咬合)になることがほとんどです。

しかし実際には歯を動かしたために、咬み合わせが変わり顎関節症や倦怠感や何らかの不定愁訴の症状を起こしてしまうこともあります。

実際にそのような症状を起こしてしまった場合、それらを治療するのは我々、通常の歯科診療を行っている歯科医院です。

しかし、治療前の咬み合わせや顎関節の状態が分からないと、どのように変化し、「悪く」なったのかを知るのは困難な場合もあります。

ですから、患者さん固有の下顎の前方運動や側方運動、限界の運動路を記録することは大切です。また、無理な咬み合わせを最終ゴールに設定してはいけません。

咬合診査であるアルクスディグマ2(Digma2)は上記の咬み合わせの下顎運動がPCに保存され、術者はいつでも参考にすることができます。

診査や検査について、治療に必要なものであり技術を伴います。

 

治療する歯科医師の意見や考えは様々ありますが、よくある形だけの回復ではなく、当院では適切な口腔機能を回復・維持することを目指しており、そのための検査があることをご理解ください。

参考1 アルクスディグマ2について

*アルクスディグマⅡは超音波測定によるデジタル顎運動測定器です。歯科診療に求められる的確かつすばやい診断を実現するため、前機種のアルクスディグマⅠに様々な新しい機能を搭載しました。

難しいとされている「正しい咬合採得の根拠」を科学的に解析したい、「噛みたい位置に噛ませる治療」を志している先生方に是非お使いいただきたい装置です。(メーカーホームページより)

参考2 ブログ オーバートリートメント(行き過ぎた治療)からのリカバリー(回復)症例

 

 

本格矯正治療 初期費用 (2020年5月現在)
(1) メタルブラケット 初期費用     ¥500.000- (税別)

(2) セラミックブラケット初期費用 ¥600.000- (税別)

事前検査①セファロ・CT撮影 ¥30,000-(税別)
事前検査②ディグマ2による咬合診査 ¥30.000- (税別)

月1~2回 ¥5,000-~¥3,000- (税別)(ワイヤーの調整装置の交換など)

+希望によりクリーニング ¥2,000- (税別)(自由診療メニュー爽快コース¥3,000-相当)
                
矯正後の保定装置 ¥30.000-¥50.000- (税別) 程度

(乳歯と永久歯の混合歯列期の場合)

1)インビザライン・ファースト®(18ヶ月) 初期費用:上下両顎   ¥450.000- (税別)  

(永久歯列期の場合)

2)インビザライン®(アライナー矯正) 5年間治療期間保証のアライナー回数無制限パック(セットまでの製作期間約1ヶ月)
初期費用:コンプリヘンシブパッケージ  ¥750.000- (税別)
 

3)インビザライン®(アライナー矯正) ライトパッケージ

アライナー回数14回以下のパッケージ

初期費用:ライトパッケージ  ¥300.000- (税別)〜


事前検査①:セファロ・CT撮影 ¥30,000-(税別)

事前検査②:ディグマ2による咬合診査 ¥30.000- (税別)
 

 

*治療の期間や効果は個人差があります。